日本人と韓国人の国際結婚はどの都道府県に多い?2024年の婚姻数を調査

日本人と韓国人の国際結婚は、どの都道府県で多いのでしょうか。

厚生労働省の「人口動態統計」では、日本人と外国人との婚姻件数を、夫妻の国籍別・都道府県別に確認できます。

2024年に日本で婚姻した日本人と「韓国・朝鮮」籍の方の組合せは、全国で2,804件でした。

今回は、その2,804件について、都道府県別の婚姻数を見ていきます。

日本人と韓国・朝鮮籍の方との婚姻数が多い都道府県

2024年の婚姻件数が多い都道府県は、次のとおりです。

順位都道府県日本人夫・韓国・朝鮮籍妻韓国・朝鮮籍夫・日本人妻合計
1東京都319件534件853件
2大阪府198件302件500件
3神奈川県87件145件232件
4兵庫県76件94件170件
5愛知県69件95件164件
6千葉県83件61件144件
7埼玉県60件69件129件
8福岡県28件61件89件
9北海道19件25件44件
10静岡県24件19件43件

最も多いのは東京都の853件で、次いで大阪府の500件、神奈川県の232件となっています。

ただし、この表は婚姻件数そのものを比較したものです。人口や外国人住民数を調整した割合ではないため、件数が多いことだけをもって「国際結婚をする人の割合が高い」と判断することはできません。

大阪府では年間500件

2024年に大阪府で届け出られた日本人と外国人との婚姻は、合計1,515件でした。

このうち、韓国・朝鮮籍の方との婚姻は500件です。

大阪府における夫婦の組合せ婚姻件数
日本人夫・韓国・朝鮮籍妻198件
韓国・朝鮮籍夫・日本人妻302件
合計500件

大阪府における日本人と外国人との婚姻1,515件のうち、韓国・朝鮮籍の方との婚姻は約33.0%を占めています。

全国では、日本人と外国人との婚姻1万8,420件のうち、韓国・朝鮮籍の方との婚姻は2,804件で、割合は約15.2%です。

したがって、大阪府では、日本人と外国人との婚姻に占める韓国・朝鮮籍の方との婚姻の割合が、全国より高いことが分かります。

もっとも、この背景については、今回の人口動態統計だけで判断することはできません。大阪府に暮らす韓国・朝鮮籍の方の人口や歴史的背景など、さまざまな事情が関係している可能性があります。

大阪市だけで333件

厚生労働省の統計では、都道府県のほか、東京都の区部や政令指定都市の件数も再掲されています。

2024年の大阪市における婚姻件数は、次のとおりです。

大阪市における夫婦の組合せ婚姻件数
日本人夫・韓国・朝鮮籍妻116件
韓国・朝鮮籍夫・日本人妻217件
合計333件

大阪府全体の500件のうち、大阪市が333件を占めています。

また、大阪市で届け出られた日本人と外国人との婚姻は872件で、そのうち韓国・朝鮮籍の方との婚姻は333件です。割合にすると約38.2%となります。

なお、大阪市の333件は、大阪府の500件に含まれています。

大阪府500件と大阪市333件を足して833件とすることはできませんので、統計を読む際には注意が必要です。

堺市では28件

大阪府内では、堺市についても再掲されています。

堺市における夫婦の組合せ婚姻件数
日本人夫・韓国・朝鮮籍妻8件
韓国・朝鮮籍夫・日本人妻20件
合計28件

堺市の28件も、大阪府全体の500件に含まれています。

大阪府500件の内訳を単純に整理すると、次のようになります。

  • 大阪市:333件
  • 堺市:28件
  • 大阪市・堺市以外の大阪府内:139件

ただし、最後の139件は、大阪府全体から大阪市と堺市の再掲分を差し引いて計算した数字です。

近畿地方の婚姻数

近畿地方の各府県を比較すると、次のようになります。

府県日本人夫・韓国・朝鮮籍妻韓国・朝鮮籍夫・日本人妻合計
大阪府198件302件500件
兵庫県76件94件170件
京都府16件23件39件
奈良県10件7件17件
滋賀県13件5件18件
和歌山県10件4件14件

近畿地方では、大阪府の500件が最も多く、次いで兵庫県の170件となっています。

大阪府は全国でも東京都に次いで2番目に多く、韓国・朝鮮籍の方との婚姻手続きや韓国側への婚姻申告、韓国の家族関係登録証明書等の取得・翻訳に関する需要が比較的大きい地域であることがうかがえます。

ただし、統計上の婚姻件数と、実際の行政手続きや翻訳の依頼件数が一致するわけではありません。

日本人妻と韓国・朝鮮籍夫の組合せが多い地域

全国では、2024年に次の婚姻がありました。

  • 日本人夫・韓国・朝鮮籍妻:1,177件
  • 韓国・朝鮮籍夫・日本人妻:1,627件

全国的には、韓国・朝鮮籍の夫と日本人妻の組合せのほうが450件多くなっています。

大阪府でも同様に、

  • 日本人夫・韓国・朝鮮籍妻:198件
  • 韓国・朝鮮籍夫・日本人妻:302件

となっており、韓国・朝鮮籍の夫と日本人妻の組合せのほうが104件多くなっています。

大阪市では、その差がさらに大きくなっています。

  • 日本人夫・韓国・朝鮮籍妻:116件
  • 韓国・朝鮮籍夫・日本人妻:217件

大阪市では、韓国・朝鮮籍の夫と日本人妻の婚姻が、日本人夫と韓国・朝鮮籍妻の婚姻を101件上回っています。

統計を見る際の注意点

1.「韓国・朝鮮」という区分で公表されている

厚生労働省の人口動態統計では、国籍が「韓国・朝鮮」という一つの区分で公表されています。

そのため、この統計から韓国籍の方だけを分離して確認することはできません。

2.帰化した方は日本人として集計される

韓国籍から日本国籍へ帰化した方は、日本人として集計されます。

したがって、この数字は、韓国にルーツを持つ方と日本人との婚姻をすべて表したものではありません。

3.都道府県と指定都市を合算しない

東京都の区部、大阪市、堺市、神戸市などの数字は、都道府県の数字とは別に再掲されたものです。

例えば、大阪市と堺市の婚姻件数は、いずれも大阪府の件数に含まれています。

都道府県の数字と指定都市の数字を合算すると、同じ婚姻を二重に数えることになります。

4.件数と割合を区別する

東京都や大阪府など、人口の多い地域では婚姻件数も多くなりやすいと考えられます。

今回の順位は婚姻件数の順位であり、人口に対する婚姻率の順位ではありません。

日本人と韓国人が結婚する場合の手続き

日本人と韓国人が結婚する場合、日本と韓国のどちらで先に婚姻を成立させるかによって、手続きの順序や必要書類が異なります。

日本で先に婚姻届を提出する場合には、一般に次のような書類の提出を求められます。

  • 婚姻届
  • 韓国人配偶者の婚姻要件具備証明書
  • 韓国人配偶者の基本証明書
  • 韓国人配偶者の家族関係証明書
  • 旅券等の国籍を証明する書類
  • 韓国語で作成された書類の日本語訳

その後、韓国側にも婚姻の成立を申告する必要があります。

もっとも、必要書類は、提出する市区町村、婚姻する方の国籍・出生地・現在の身分関係、日本と韓国のどちらで先に手続きを行うかなどによって異なる場合があります。

手続きを始める前に、婚姻届を提出する市区町村と、韓国領事館等の双方へ確認することが大切です。

まとめ

2024年に日本で婚姻した日本人と韓国・朝鮮籍の方の組合せは、全国で2,804件でした。

都道府県別では、東京都が853件で最も多く、次いで大阪府が500件、神奈川県が232件となっています。

大阪府では、日本人と外国人との婚姻1,515件のうち、韓国・朝鮮籍の方との婚姻が500件あり、約33.0%を占めています。大阪市では872件中333件で、約38.2%です。

大阪府は、全国的に見ても日本人と韓国・朝鮮籍の方との婚姻が多い地域であることが、厚生労働省の統計から確認できます。

出典

厚生労働省「令和6年(2024年)人口動態統計 上巻 婚姻 第9・20表 夫妻の国籍別にみた都道府県(特別区-指定都市再掲)別婚姻件数」

政府統計の総合窓口e-Stat
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?cycle=7&layout=datalist&page=1&stat_infid=000040320458&tclass1=000001053058&tclass2=000001053061&tclass3=000001053069&tclass4val=0&toukei=00450011&tstat=000001028897&year=20240

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